空自那覇のF15墜落

うるま不動産スタッフ

2011年07月07日 11:10

訓練中、伊江島の北西140㌔
操縦士不明、海に尾翼


 航空自衛隊那覇基地などによると、5日午前10時半ごろ、同基地所属のF15戦闘機1機が那覇市の北西約185㌔、伊江島から北西約140㌔の東シナ海上空で戦闘訓練中、消息を絶った。捜索に当たった海上自衛隊が、周辺海域で同機のものとみられる垂直尾翼などを確認しており、空自は墜落と断定した。事故機には第83航空体第204飛行隊の操縦士・川久保祐二3等空佐(37)が乗っていたが、安否は不明。自衛隊などが捜索を続けている。空自は事故調査委員会を設置、領空侵犯の恐れがある外国機への緊急発進(スクランブル)を除き、全国のF15の訓練を当面見合わせる。2009年1月の那覇基地へのF15配備以来、墜落事故がおきたのは初めて。
 空自によると、航空安全管理隊の約20人が5日午後、空自入館基地(埼玉県)から輸送機で那覇基地に到着し、調査に入った。
 空自によると、川久保3佐のF15は同日午前9時59分ごろ、那覇基地(滑走路を那覇空港と共用)を離陸、別の3機のF15と戦闘機同士の戦闘訓練を実施していた。10時33分にレーダーから機影が消える直前、ほかの3期に異常事態の際に訓練中止を意味する「ノック・イット・オフ」と連絡し、別のF15がレーダー基地などに緊急事態発生を伝えた。川久保3佐のF15が緩やかに高度を下げていく操縦士の目撃証言もある。川久保3佐が座席射出装置で緊急脱出した形跡は確認できていない。
 航空幕僚監部によると、周辺海域で午前11時39分ごろ、スピード・ブレーキなどを確認。第11巻区海上保安部によると、捜索海域で煙と油を確認した。
 空自によると、川久保3佐はF15の飛行時間が約1700時間のベテラン操縦士。編隊長として訓練を指導する立場だった。事故時は、期待同士が300㍍まで接近する事もある戦闘訓練中だったが、難易度としては基本的な訓練という・4機とも実弾は搭載しておらず、ほかのせんとうきによる誤射の可能性はないという。事故機は1、2日に米空軍嘉手納基地で開催された「アメリカふぇすと2011」で展示されていた。
 那覇基地司令の山田真史空将補は「心配かけていることを誠に申し訳なく思う。全力を挙げて捜索中で、細部についても確認中だ」とコメントしている。

※7月6日琉球新報の記事を抜粋しています。

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