米軍機、石垣空港使用
県・市の自粛要請使用無視
【石垣】在日米海軍の小型輸送機C12と救難・輸送ヘリHH60が13日、「艦船への人員輸送」を目的に、石垣空港を使用した。空港を管理する県や、石垣市が緊急時以外の空港使用を自粛するよう要請し、石垣市議会も空港の使用中止を求める決議をしていたが、米軍側が強行使用した。
県を通して使用自粛を要請していた中山義隆市長は
「自粛を求めても利用する状態になっている。(米軍の空港使用が)日米地位協定の取り決めで行われてる中で、今後は使用の届出があるたびに自粛要請するのではなく、地位協定を抜本的に改定したほうがいいのではないか」と指摘した。
艦載のHH60ヘリは、届け出時刻よりも30分早い同日午後0時46分ごろ、石垣空港に着陸。米海軍厚木基地(神奈川県)かた飛来したC12は午後1時24分ごろ着いた。同機から、米艦船に移動するため米兵5人がヘリに乗り継ぎ、午後1時51分ごろ飛び立った。C12は同53分離陸した。
石垣空港管理事務所によると、民間機の運航への影響はなかったという。
空港周辺では市民団体や労働組合などが民間空港の軍事利用に反対する集会を開き、「平和な八重山に米軍はいらない」とシュプレヒコールを上げた。
県によると、同空港の米軍機使用は2008年11月以来となる。
※ 3/14(水)沖縄タイムスの記事を抜粋しています。
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