オスプレイ60㍍低空も

うるま不動産スタッフ

2012年07月27日 09:40

全国7ルート 米、 訓練で想定

 米軍が垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備後に本州、四国、九州で計画する低空飛行訓練を、地上60㍍でも想定していることが24日、米側が日本政府に提出した文書で分かった。従来、訓練に使用してきた中国山地を横断するルートも使うとみられる。在沖縄米海兵隊は位置の明言を避けたが、共同通信の取材で同ルートの存在を初めて認めた。危険性に対する懸念が各地で一層強まりそうだ。
 低空飛行訓練の高度は、米軍が日本での運用に向けて作成した環境審査報告書の添付資料に明記された。
 報告書本文では、低空飛行訓練の高度を「平均して地上500フィート以上」などと記載。だが添付資料では、騒音の影響を分析した一覧表で、夜間(午後10時~良く午前7時)は地上150㍍としたが、それ以外の時間帯は「地上200フィールト(約60㍍)」での飛行を想定している。
 訓練ルートは色で名称が付けられ、青森ー福島のグリーン、青森ー山形のピンク、新潟ー岐阜のブルー、和歌山ー愛媛のオレンジ、九州中部付近を周回するイエロー、奄美諸島からトカラ列島に至るパープルの6ルートが報告書に記された。
 だが、在沖縄米海兵隊は、報告書にない「ブラウン」ルートも使用すると、共同通信の取材に回答した。同ルートの詳細な位置については明らかにしなかったが、防衛省当局者によると広島から岡山にかけての中国地方を東西に貫く経路。


 琉球新報

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