綱紀粛正迫る
米兵わいせつ致傷
知事、在沖米総領事に
仲井真弘多知事は20日、就任のあいさつで訪れたアルフレッド・マグルビー在沖米総領事に対し、18日に起きた在沖海兵隊員による女性への強制わいせつ致傷事件で「女性の人権上、街の真ん中でもあり、とても許せる話ではない」と抗議し、米軍の綱紀粛正などを強く求めた。
仲井真知事は「海兵隊や米軍には教育や綱紀粛正を何度も申し上げているが(同様な事件が)収まらないとというのが実感だ」と米軍対応の不備を指摘し、事故の再発防止が「県民の強い要求なので心得てほしい」と訴えた。マグルビー総領事は「目標は当然ゼロだ」と述べた。
また、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、知事は「普天間飛行場は街の真ん中のあるため簡単に落ちられたら、防衛問題以前の話だ」と述べ、4月と6月に発生した事故の分析や県民が納得できる説明を求めた。マグルビー総領事は「根本的には安全なシステムのつもりだ」と述べた上で、日本政府と協力して対応していく考えを示した。
外務省に抗議基地撤去要求
共産党県委、県議団
18日に起きた在沖米海兵隊員による強制わいせつ致傷事件を受け、共産党県委員会(赤嶺政賢委員長)と同県議団ら6人が20日、外務省沖縄事務所を訪れ、同事件の抗議と米海兵隊基地の全面撤去を要請した。
対応した松田賢一副署長は米兵の行為に対し、「大変遺憾だ」と述べた上で「有効な手だてがとれないか議論していく」と話した。
琉球新報
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