米軍揚陸艦に陸自40人乗艦
島嶼防衛 合同訓練へ
【うるま】陸上自衛隊西部方面隊員約40人は21日、うるま市の米軍ホワイトビーチに入港している強襲揚陸艦ボノム・リシャールとドッグ型揚陸艦トートゥガに乗艦した。在沖海兵隊とともにグアム、北マリアナ諸島テニアンに向かい、陸島侵攻を想定した島嶼防衛の能力向上のため実動訓練を9月26日まで行う。テニアンで陸自と海兵隊の合同訓練は初めて。
目撃者によると、21日午前7時ごろから数回にわたってエアクッション型揚陸艇(LCAC)が艦船と機材の集積場を行き来したり、車両やコンテナなど資材が艦船に積み込まれたりした。海兵隊員や陸自隊員は昼ごろ、乗艦した。
実動訓練ではボートやヘリによる島嶼部への上陸訓練を実施。上陸後の攻防に備えた水陸両用の作戦を想定し、非戦闘員の救出や港湾の確保に向けた連携も確認する。
訓練は、今年4月の米軍再編見直しの共同文書で示された「動的防衛協力の促進」の一環。海洋進出を活発化させている中国をけん制する狙いがあるとみられる。日米両政府は、グアムやテニアンを共同訓練の拠点に位置付けされている。
沖縄タイムス
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