
2012年04月06日
教室内騒音測定へ
普天間第二小 宜野湾市教委が独自
【宜野湾】米軍普天間飛行場の隣接する宜野湾市立普天間第二小学校の教室で3月に実施された琉球大学の調査で、105・7デシベルの騒音が測定されたことを受け、宜野湾市教育委員会(宮城茂雄教育長)は5日までに、独自の騒音測定調査を同行で実施することを決めた。本年度の早い時期に始まる方針で、別の小学校にも調査対象を拡大することを視野に入れている。市教委は、独自に調査することで騒音に把握し、政府との協議を通じて、具体的な騒音軽減策につなげたい考えだ。
対象校拡大も
宮城教育長は教室内の騒音について「感覚的な把握はこれまでにあったが、科学的な数値を把握する必要がある。可能ならばほかの学校にも広げていきたい」と述べ、将来的に近隣の普天間小学校や普天間中学校でも調査を実施したいと考えを示した。
市教委は文部科学省の
「学校環境衛生管理マニュアル」に基づき、日本工業規格が定めた騒音測定器を新たに購入することを検討している。これにより文化省などと客観的なデータを共有できるという。同省の基準では窓を閉めた状態の騒音(等価騒音レベル)は50デシベル以下が「望ましい」としている。
普天間第二小学校の川村和久校長は「騒音の度合いが誰にでも分かるようになる」と調査方針を歓迎した。
市教委は機器が整い次第測定方法や期間を定める。
琉球大学工学部の渡嘉敷健准教授(環境工学・騒音)が同小で実施した調査では、3月20日午後0時45分ごろ、防音効果の高い窓を閉めた教室で66・9デシベル同月23日午後1時10分ごろには窓を開けた教室で105・7デシベルを記憶している。
※ 4/6(金)琉球新報の記事を抜粋しています。


Posted by うるま不動産スタッフ at 10:53│Comments(0)