
2012年07月26日
辺野古にウミガメ頻出
防衛局上陸確認 アセスと相反
米軍普天間飛行場を県内移設する予定地の名護市辺野古の海岸に、絶滅の恐れのあるウミガメが頻繁に上陸していることを沖縄防衛局で確認していたことが24日、分かった。防衛局は、昨年末に提出した環境影響評価(アセスメント)の評価書で「移設で消失する海浜はウミガメの上陸に適していない」として影響は限定的と結論付けていた。今回判明したのは反対の結果で、アセスの信頼性を揺るがし、移転問題に影響を与えそうだ。
ウミガメのアセス対象期間は2007~08年だった。共同通信は対象期間後の10~11年に防衛局が辺野古周辺で調査した海の生物の報告書を情報公開請求で入手した。
報告書によると、11年5~8月の調査で、いずれも絶滅の恐れがあるアカウミガメやアオウミガメが上陸した跡を計57件確認した。
このうち13件(23%)は、移設予定地のキャンプ・シュワブ沿岸とその周辺で見つかり、報告書は「上陸数が多かった区域」と位置付けた。産卵やふ化の有無は調べてない。
アセスの際も同じ範囲を調べたが、この区域は17年6~10月の調査時はゼロ18年3月~10月は全体の上陸跡8%で、ウミガメの上陸に適したのは別の場所としていた。
防衛局は、共同通信の取材に「評価書で上陸の可能性がないとしていた場所でも複数の跡が見つかった」と認めた。
県は昨年提出された評価書に対して「環境保全は不可能」との意見を示した。
これを受け、防衛局は補正作業を進めている。
日本自然保護協会の大野正人さんは「影響を評価するのに2年間の調査では不十分だったことを示している。今回の結果を含めて考えれば、評価書の結論は覆る」と指摘している。
沖縄タイムス
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米軍普天間飛行場を県内移設する予定地の名護市辺野古の海岸に、絶滅の恐れのあるウミガメが頻繁に上陸していることを沖縄防衛局で確認していたことが24日、分かった。防衛局は、昨年末に提出した環境影響評価(アセスメント)の評価書で「移設で消失する海浜はウミガメの上陸に適していない」として影響は限定的と結論付けていた。今回判明したのは反対の結果で、アセスの信頼性を揺るがし、移転問題に影響を与えそうだ。
ウミガメのアセス対象期間は2007~08年だった。共同通信は対象期間後の10~11年に防衛局が辺野古周辺で調査した海の生物の報告書を情報公開請求で入手した。
報告書によると、11年5~8月の調査で、いずれも絶滅の恐れがあるアカウミガメやアオウミガメが上陸した跡を計57件確認した。
このうち13件(23%)は、移設予定地のキャンプ・シュワブ沿岸とその周辺で見つかり、報告書は「上陸数が多かった区域」と位置付けた。産卵やふ化の有無は調べてない。
アセスの際も同じ範囲を調べたが、この区域は17年6~10月の調査時はゼロ18年3月~10月は全体の上陸跡8%で、ウミガメの上陸に適したのは別の場所としていた。
防衛局は、共同通信の取材に「評価書で上陸の可能性がないとしていた場所でも複数の跡が見つかった」と認めた。
県は昨年提出された評価書に対して「環境保全は不可能」との意見を示した。
これを受け、防衛局は補正作業を進めている。
日本自然保護協会の大野正人さんは「影響を評価するのに2年間の調査では不十分だったことを示している。今回の結果を含めて考えれば、評価書の結論は覆る」と指摘している。
沖縄タイムス


Posted by うるま不動産スタッフ at 11:39│Comments(0)